ICタグ・RFIDタグの選び方

最初に、ICタグやRFIDタグをどのような目的で使用するかを考える必要があります。
例えば、在庫管理なのか物流管理なかなど、目的に応じて適したタグを選ぶ必要があります。タグが使用する環境に適しているかどうかを確認して、屋内、屋外、高温、低温など、環境条件に応じて適切なタグを選びます。

タグ選びに検討した方がよい項目

  • 周波数帯域

    タグの種類によって、低周波(LF)、高周波(HF)、超高周波(UHF)などの異なる周波数帯域で動作します。また、通信範囲や読み取り速度が異なるため、使用環境や読み取り距離に応じて適切な周波数帯域を選ぶ必要があります。

  • 耐久性

    屋外での使用や厳しい条件での使用を想定する場合は、防水性や物理的な耐久性が高いタグを選ぶ必要があります。

  • 読み取り速度

    大量のアイテムを読み取る必要がある場合は、高速で読み取りが可能なタグを選ぶことが重要になってきます。

  • 読み取り範囲

    読み取り範囲は、使用する周波数によって異なります。低周波(LF)、高周波(HF)、超高周波(UHF)などがあり、読み取り範囲が広いほど、より遠くからタグを読み取ることができますが、周囲の電波干渉にも影響されやすくなります。

  • データ容量

    目的に応じて、適切なデータ容量が保存できるタグを選択する必要があります。
    タグによっては、数バイトしか保存できないものや数キロバイト以上のデータを保存できるタグもあります。

  • 価格

    タグの価格は、機能や性能に応じて大きく異なります。予算に合ったタグを選ぶことがとても重要です。
    高機能で耐久性のあるタグは通常、高価ですが、プロジェクトの要件と予算に応じて選定する必要があります。

タグには用途に合わせて使用する様々な種類があり
使用する状況に合わせたタグを選んでください。

 

リストバンドタグ

タグ機能を持ったリストバンドに。イベント会場や公共施設・医療機関など布や紙バンドも可能

リストバンドタグとは、リストバンドにICタグを埋め込んだウェアラブルタグの1種です。その利点は下記が挙げられます。

キーホルダータグ

キーホルダーにタグ機能を付加できます。手軽に持ち運べて便利なキーホルダータグです。

ICタグにキーリングをつけて持ち運びしやすくしたタグです。
カードの代わりに入退場管理やルームキーとして多く使用されています。

ラベルタグ

紙製のシールラベルなどにタグ機能を付与します。在庫管理や商品管理など安価で使い方の幅も広がります。

シールタイプのICタグです。サイズやICチップの種類が豊富でご利用目的に合わせてお選びいただけます。シールタイプのため簡単に貼り付けることができ、様々な場面で活用いただけます。

耐熱タグ

耐熱性の高いICタグです。

耐熱性能が優れているICタグです。
使用環境が高温の空間でも壊れることなく使用することが出来ます。

高耐久タグ

あらゆる過酷な環境でも使用できる高耐久タグ。工場や作業現場で使用できます。

頑丈なFR4を用いた高耐久性を持ったICタグです。
工事現場や工場など劣悪な環境で真価を発揮いたします。

金属対応タグ

金属版にICタグ機能を付加します。材料管理や個体管理に使用できます。

アンテナ設計技術とRFIDの知見を基に開発した金属対応タグです。

センサータグ

バッテリー不要で半永久的に使用可能なセンサータグ。温度や湿度管理、加速度センサーとして活用できます。

センサータグはセンサーから得た外部情報データを送信可能なタグです。

インフラタグ

腐食検知/金属劣化検知に利用できるインフラタグ。耐久性を高め約20年使用してもバッテリーレスでセンサー機能を保持します。道路や鉄道など屋外環境での劣化・腐食検知に利用できます。

本製品は電極端子間の導通の有無を確認可能なタグです。

一般タグ

あらゆる商品や製品に合わせてICタグを設計します

一般タグ(小型タグ)とは、カードサイズより小型のタグのことです。サイズや形状、厚みなどはご要望に合わせて製造可能です。

環境配慮製品

環境に配慮したエコなICタグです

プラスチックを使用しない環境に配慮した製品です。

静電容量センサータグ

静電容量センサータグは、静電容量を測定することができる、パッシブタイプのRFIDセンサータグです

RFIDセンサータグはUHF帯を用いるため、数メートルの通信距離を持ち、またいくつものタグの静電容量データを一括で読み出すことが可能です。。