MifarePlus カード(マイフェアプラスカード)

MifarePlus カード(マイフェアプラスカード)

MifarePlusはAES暗号を採用した、従来のMifareスタンダードシリーズよりも高いセキュリティ性を持つICカードになります。NXP Semiconductors社が発表してから10年が経ち、次世代のICカードのスタンダードになるICチップとも呼ばれています。現在は、欧米各国の公共機関のセキュリティカードに使われており、電子マネーカード用途としても使われ始めています。コンピュータ・セキュリティ評価の国際基準である、Common CriteriaのEAL4+の認定を取得しており、EAL4は非軍事向けの最高水準としています。
MifareClassicの後継システムのため開発されたICになりますが、MifareClassicのように動作する「MIFARE互換モード」を搭載しており、AES暗号未対応でDES暗号を使用している既存のリーダーライターでも利用可能です。ブロック構造はMifare1K・4Kに準拠しています。

MifarePlusは、「S」「SE」「X」「EV1」と種類があります。以前までのMifareシリーズに採用されていたDES暗号ではなく、2001年に公表されたAES暗号を用いることでより高いセキュリティ性を誇ります。またUID(7Byte)をランダムIDにすることが可能であり、より高いレベルでのセキュリティとプライバシー保護が可能です。
最大通信速度は848kbpsでありMifareDESFireと同等の通信速度になります(MifareStandard 106 kbit/S)。またMifareシリーズと上位の互換性を持つため、AES暗号未対応のリーダライタでもご利用頂くことが可能です。またAESキー書き換えの通信中に通信が切断された場合の対策機能をICが保持しています。このためAES通信時にはエンコード途中で使用できなくなることは発生しません。

Mifareシリーズの中でも非常に高いセキュリティ性を持つため、交通券と入退室管理などにご利用頂けます。

MifarePlusブロックイメージ

メモリは4ブロックの16セクタで構成されています。1ブロックは16バイトです。

※表は横スクロールできます。

セクター ブロック バイト データ内容
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
39 15 CRYPTO1 キー A アクセスビット CRYPTO1 キー A or データ セクタートレーラ39
14 データ
1 データ
0 データ
32 15 CRYPTO1 キー A アクセスビット CRYPTO1 キー A or データ セクタートレーラ32
14 データ
1 データ
0 データ
31 15 CRYPTO1 キー A アクセスビット CRYPTO1 キー A or データ セクタートレーラ31
3 データ
2
1 データ
0 データ
0 3 CRYPTO1 キー A アクセスビット CRYPTO1 キー A or データ セクタートレーラ0
2 データ
1 データ
0 製造番号

Security level 0…カード認識に用いられる初期設定値

Security level 1…CRYPT01※を用いた3パス認証

MifareStandardの互換が可能

※CRYPT01…NXP社独自の暗号プロトコル

Security level 2…AES認証後、MifareClassic

         ※DES暗号に代わり、現在アメリカ標準として採用されている暗号プロトコル

Security level 3…MifarePlus本来の動作モード

※Security levelの階層を戻すことはできません